欧州MBA、ビジネススクールの特徴

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日本で“MBA”というと、HarvardやChicago boothなど、アメリカのMBAを挙げられる方が多いですが、MBAという学位そのものに対する認識度や関心が高まった今日、ヨーロッパのMBAが注目されています。
今回は、欧州のMBAやビジネススクールに注目し、その特徴についてお話します。

欧州ビジネススクールの特徴

抑々、ヨーロッパという多国が集う地域そのものからくる多様性、更に言えば、文化的な豊かさは、欧州各スクールの大きな特徴・魅力となっています。MBAに限らず、様々な学部でも、クラスの多様性を重んじており、実に様々な国やバックグラウンドの学生が集まっています。

前提として、ビジネススクールはスキルや知識の供給者であり、学生はその消費者、企業は顧客、といった構図があります。ビジネススクールは、顧客たる企業から需要がある人材、つまり“仕事ができる人材”を欲しがっています。欧州の各校は、個人の性格やその個人が抱くキャリアプランに注目し、尊重しています。

欧州のスクールが、その入試プロセスで最も注目する点は、以下のような点となります。

① プログラムを吸収することが出来るアカデミックスキル
② プログラムへの興味、やり遂げる熱意
③ キャリアの方向性が、当該プログラムと合致している
④ クラスへの貢献
⑤ スクールのカルチャーや学生層にフィットしている

欧州MBAの特徴

欧州MBAについて、特筆すべきことは、その多様性です。欧州のみをとっても、実に多様な国と文化、言語が混在しており、スクール内では、お互いに他の学生のバックグラウンドを尊重する気風があります。欧州各国からの学生に加えて、米国やアジア、アフリカなどからの留学生も入学するので、その国際性は、他の大陸のスクールを抜きんでています。
また、出身業界も多様です。MBAというと、経済やマネジメント関連で学士号が必要と思われているところもありますが、MBAとは、経営に必要なスキルや知識を一通り学ぶ学問です。セクターを問わず、将来、各分野のビジネスリーダーとして活躍する学生を育成することが目的ですので、ビジネススクールは、ある分野に特化したMBAプログラムでない限り、様々な業界からの学生を受け入れています。実際、公務員や研究者、エンターテインメント等々からの学生もMBAプログラムに進学しています。
また、クラスの平均年齢が30歳前後であるスクールが多いのも、欧州MBAの特徴です。 欧州の学生は、ある程度の職歴を積んだ上で、MBAを学ぶことが殆どである為、クラスには落ち着いた雰囲気があります。日本のMBA出願者も、ある程度の職歴を積み、留学資金を貯めた上で留学されるケースが殆どですので、欧州MBAは、その学生層においても、日本の方々によりフィットすると言えます。

こういった欧州MBAの特徴は、その入試プロセスにおいても反映されています。アメリカのMBAと同様に、欧州でも有名スクールのMBAへの入試競争は厳しいですが、所謂“受験戦争” のような状況とは異なっています。

例えば、GMATやGPA(大学の成績)は、その方のアカデミックスキルを確認する為の目安として用いられ、それが即足切りの基準となることはありません(その限りでないスクールもございますので、詳しくはryugaku@business-paradigm.comまでお問合せ下さい)。
但し、英語については、ビジネスレベルであることが前提です。クラスでの講義や議論、そしてレポートを作成するのに十分な英語力がなければ、プログラムから得られるものも不十分となってしまいます。

入試プロセスで重要な要素を占めるものとして、インタビューが挙げられます。現地に赴くことが困難であれば、スカイプや電話によるインタビューが設定されます。 ビジネススクールの入試インタビューでは、ご経歴やキャリアプラン、出願の動機という3点について、徹底的に問われます。右に加えて、キャンディデートの人格や、スクールのカルチャーと合致するか等々を総合的に判断して合否が下されますので、どちらかというと、リクルートメントのプロセスに近い、と言うことができます。 出願準備というと、スコアメイクやエッセイにばかり注力しがちですが、インタビューで芳しい印象を与えられなかったばかりに不合格となるケースが例年散見されます。ビジネススクールのインタビューに精通した方と、入念にご準備されることをお勧めします。

記事提供:ビジネスパラダイム

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