Interview
各翻訳会社が講師となる実務直結の「翻訳会社ゼミ」
フェロー・アカデミーの講座は、実務翻訳、出版翻訳、映像翻訳を網羅する。業界最大級の翻訳求人媒体「アメリア」を併設しており、仕事につながるサポートも手厚い。 実務に直結する特徴的な講座が、「翻訳会社ゼミ」だ。
「講座修了後、なかなかトライアルに合格できないというご相談は少なくありません。それなら、翻訳会社の方から直接ノウハウを教えてもらう講座を設けられないかというのが企画のスタートでした」と講座担当者は話す。実際に各翻訳会社が講座を担当し、実務に近い教材を使って直接指導する。
即戦力が身に着く「翻訳会社ゼミ(マーケティング)」を担当するのは、株式会社十印だ。専門性の高い産業翻訳を手掛ける会社で、多様な顧客ニーズに応えている。十印の菊地大悟さんは、教材準備から授業支援まで、深く関わる。
「教材は、ウェブサイトやプレスリリースなど、実務で出会うコンテンツを幅広く扱っています。実際の仕事では、完成イメージがはっきりしないままお客様の要望をくみ取らないといけないことも多いですからね。基本は書き手の意図を理解し、読み手に確実に伝えること。皆さん、その加減に試行錯誤しながら、課題に取り組んでいます」
さらに、機械翻訳技術が発達する中、人の手による翻訳には、人間にしかできない高い水準の翻訳が求められているという。
「分野を限定せず、新しいことに前向きな姿勢が、長期的に仕事をしていくうえで重要です。また、翻訳の評価には主観的な部分が多く、同じ訳でも評価の良し悪しが異なります。不確実性と向き合って楽しめるタフさも必要ですね。講座では、そうした生の体験もお伝えしていますので、実務に早く近づきたい方はぜひお越しください」
※本インタビューは2022年時点の内容です。