Interview
第一線で活躍するプロの指導で、現場で使える実践力を磨く
「当校で目指すのは、言葉の意図やメッセージを100%理解して、正確かつ豊かなメッセージで表現できる人材の輩出です。たとえば、「make a difference」は「違いを生む」と訳せますが、時には「大いに役立つ」と訳す方がスピーカーの意図に近い場合もあります。記者会見や国際会議などの実素材を教材にし、本当に現場で使える力を養成しています」と、会議通訳コースを教える松浦俊先生は話す。現在はオンライン授業だが、ノウハウが蓄積・共有され、アウトプットの多い双方向型での進行がなされている。
プロデビューを間近に控えた上級レベルのクラスになると、訳出の細部までこだわって指導する。「スピーカーの意図通りに表現できていないのは、聞き取りの問題なのか、語彙力や構文力が足りないからなのか。こうした観点で、どこに向上の余地があるかを、なるべく細かくフィードバックします。課題がわかれば、自分で学習を深められますからね。仮に聞き取る力が弱いなら、自宅で様々な動画を見ながら、リプロダクションを重ねるといいでしょう。短時間でもいいので毎日積み重ねていくことが大切です」
第一線で活躍するプロが直接指導する分、学びの質も高い。松浦先生も、自身が担当した首相会見等を教材にし、解説することがあるという。学んだことを現場で活かすサイクルがあるのも、同校の大きな特徴だ。ラグビーW杯の際にはインターグループが通訳を一手に担い、受講生も現場で活躍する機会があったという。
「本当の意味で使える英語を学びたい方には、最適な環境だと思います。通訳部門とスクールとの連携が密なので、プロになるステップも確立されています。プロデビューしたいと覚悟をもって学ぶ方には、本当にチャンスが広がりますよ」