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アイ・エス・エス・インスティテュート
2025年インタビュー

Interview

「特許」「金融・IR」「医薬」の専門別翻訳科に、入門クラスを新設

教務の横山正幸さん
「受講されているみなさんの目標はいろいろです。多様化するニーズへの答えとして、専門別翻訳科の各分野に入門クラスを新設しました」

「特許翻訳」「金融・IR翻訳」「医薬翻訳」においては、語学力・翻訳力だけでなく、各分野特有の専門知識が求められる。同校の翻訳者養成コースでは、「特許」「金融・IR」「医薬」の3分野について、専門別翻訳科を用意。さらに、2025年4月からは、3コースすべてに「入門クラス」を新設する。

「専門別翻訳科の受講生は、『志望分野での業務経験はあるが、翻訳経験はない』、逆に『翻訳経験はあるが、志望分野での業務経験はない』など、さまざまなバックグラウンドをお持ちです。また、個々の経験や知識も多様であるため、授業のレベルを細分化し、より一人一人に適した学びを提供する必要があると考え、入門クラスを設けました」と、教務担当の横山正幸さんは語る。

入門クラスでは、翻訳の土台となる英語力と同時に、各分野特有の基礎知識や翻訳ルール、訳出テクニックを強化する。

「特許翻訳」では、「特許出願」に関する基礎知識や「特許明細書」の構成、特許翻訳の基本ルールを学び、「金融・IR翻訳」では、決算報告書類などについて知識を深め、訳出スキルの向上につなげる。そして、「医薬翻訳」では、取り扱い頻度の高い「承認申請文書」や「治験関連文書」などを取り上げ、知識の強化を図りつつ訳文品質向上のプロセスを示していく。

また、入学時のレベルチェックテストでは、英語力・翻訳力に加え、各分野での勤務経験や翻訳業務・訓練経験の有無を確認したうえでクラス分けを行うため、自分に最も適したクラスを見極めることが可能だ。チェックの結果に応じて、志望分野での業務経験や専門知識がなくても、プロを目指して翻訳訓練をスタートできる。

双方向オンラインクラスで、各分野のプロに実践的なスキルを学ぶ

当校の授業はすべて、豊富な実務経験を持ち、翻訳現場を熟知するプロが講師を務めている。

「特許翻訳」の渡部孝明先生は、「入門クラスでは、特許翻訳・特許出願などについて詳しくまとめたテキストを用意しています。また、授業では、特許関連の知識強化を目的とした講義と翻訳課題の解説を行うため、初めての方でも不安なく翻訳訓練を始められます」と話す。

一方、「金融・IR翻訳」を担当する小林久美子先生は、入門クラスについて、「翻訳作業に不可欠な各種決算報告書類の構成と関連性をじっくりお伝えします。各書類の成り立ちを理解することで、調査プロセスを効率化でき、訳文に向き合う時間を増やすことができます」と話す。

そして、「医薬翻訳」講師の津村建一郎先生は、「医学・薬学の翻訳に、英語力と専門知識が必要であることは言うまでもありませんが、訳文の作成(英文和訳)や、原文の理解(和文英訳)では、高い日本語力が求められます。入門クラスで医薬翻訳の基本テクニックについて学び、日本語力の重要性を理解してください」と言う。

加えて、「授業では、実際の翻訳現場で役立つ知識を学ぶこともできます」と、横山さんは語る。「現在、翻訳業務の現場では、翻訳支援ツールや機械翻訳の使用が必須になっています。そのため上級クラスになるにつれて、翻訳訓練だけなく、支援ツールなどに関する知識やスキルを身に付けられる内容となっています」

また、同校の授業は、すべて双方向型オンラインクラスで、国内外、場所を問わず受講できる。授業中は、クラスメートの課題のフィードバックや質問の回答などを全員で共有するため、さまざまな訳文を見て学びが深まり、互いに切磋琢磨しながらレベルアップしていく。これはマンツーマンの通信講座では得られない大きなメリットだ。

授業は毎回録画して動画配信されるため、遅刻や欠席をしてもキャッチアップできるほか、日々の復習に使ったり、年末年始などの長期休暇にまとめて見直したりと、受講生は各々のスタイルで動画を活用している。

グループ会社との連携や個別カウンセリングで、キャリア形成をサポート

同校は翻訳訓練だけでなく、キャリアサポートにも注力している。翻訳業界では常に翻訳者が不足しているものの、翻訳会社のトライアル応募には2~3年の翻訳実務経験が必要となるのが現状だ。しかし、同校の成績優秀者には、実務経験の有無を問わず、グループ会社で日本最大規模の翻訳エージェント、(株)翻訳センターのトライアル受験の権利が与えられる。また、受講生にはOJT(On the Job Training)の体験の場を用意。希望やレベルに応じて、トレーナーを務める講師とともに、ビジネスの現場で訓練成果を実践できる機会を設けている。

さらに、個別カウンセリングを実施することで、受講生の不安や疑問を解消し、翻訳訓練からプロデビューまで切れ目ないサポートを行っている。

「個別カウンセリングは、入学前も国内外を問わず、お気軽に受けていただけます」と、横山さんは話す。

「当校で翻訳を学びたいと思われている方は、バックグラウンドもスタートラインも一人一人異なります。希望する訓練プランやキャリアプランもさまざまで、『できること』と『やりたいこと』が違うという方もいらっしゃいます。そのため、『翻訳訓練をどう進めていくのか』『修了後は翻訳者として、どうキャリアを踏み出し、どう活躍していく道筋があるのか』など個々に相談を受け、キャリア形成をサポートしています。『特許』や『金融・IR』、『医薬』にご興味のある方は、ぜひ躊躇なくお問い合わせいただき、翻訳者への第一歩を踏み出していただければと思います」


※本インタビューは2025年時点の内容です。

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