英字新聞のジャパンタイムズがお届けする
通訳・翻訳業界の総合ガイド

  1. トップ
  2. スクールインタビュー
  3. MRI語学教育センター2023年インタビュー

MRI語学教育センター
2023年インタビュー

Interview

翻訳業界の最新事情に触れながら、 実践に役立つスキルを基礎から磨く

上級コースでは翻訳支援ツールを使って学習

翻訳支援ツールの利用など、IT化が急速に進む翻訳業界。翻訳者もITを活用することで、品質を保持しつつより効率的に翻訳作業を行うことができるようになってきている。業界の最新動向に精通する翻訳会社メディア総合研究所では、同社が運営する翻訳スクールMRI語学教育センターで、時代に即した、今最も必要とされる翻訳の知識とスキルを指導している。

「大手翻訳会社の翻訳学校として、段階的に翻訳の実践力を養える、実務に即した翻訳講座を展開しています。実務翻訳では現在、パソコン端末やオンラインで使う翻訳支援ツールの活用が進んでいることから、上級のコースでは、受講生の方々に実際に翻訳支援ツールを使って訳してもらっています」と、スクール担当者は言う。

通信講座が中心で、仕事が忙しい人でも始めやすいコース編制となっている。プロの翻訳者が指導するオンラインセミナーが随時開催されており、文法や分野別スキルなど、必要とする力を効率よく鍛えることができる。

受講開始目安は英検2級以上、TOEICテスト550点以上と、英語学習者には手が届きやすいレベルだ。通信講座の添削やセミナー講師を担当する高橋直行先生は、「翻訳に必要とされる英語力は、英語を読んだり書いたりする一般的な能力とは異なります。講座では英文の正確な意味を把握するための文法や、各専門分野に即した知識とスキルを指導しています」と言う。

プロの世界に近いのは、勉強する努力を楽しいと思える人

「英語は好きだけれど、翻訳は初めて」「自分が持っている専門知識を、英語で理解して表現できるようになりたい」という人は、通信講座「基礎から学ぶ実務翻訳講座」から始めるといい。原文の意図を正確にわかりやすく読み手に伝えるためのテクニックを、一から指導してくれる。

「英語が得意だという方でも、実際には細かいところをきちんと理解せず、あいまいなまま残しておいたり、誤った解釈のままだったりすることは多いですね。背景知識の助けを借りながら英文の構造を細かく学ぶことで、プロとして通用する訳文が作れるようになります」

中級コースにあたる「Step 1(実践)」講座では、「IT・コンピュータ」「契約・法務」「ビジネス・経済」「環境・自然科学」「医学・薬学」などさまざまな分野の中から、自分に合ったものを選ぶ。分野の決め方について、高橋先生は「興味のある分野を選ぶことが、最も大切」と言う。「翻訳の仕事では、リサーチが非常に大切です。プロの翻訳者は、仕上げる前に『もうこれ以上は調べられない』というくらい徹底的にリサーチします。調べるのが楽しい、わかるとうれしいという気持ちがなければ、そのレベルにまで達することはできません」

「Step 2(プロ)」の講座では、専門分野の翻訳技術をブラッシュアップすることができる。この講座では自宅にいながらにして翻訳支援ツール「Phrase TMS(旧Memsource)」を使用して課題を翻訳。実際に在宅翻訳者になったときと同じ環境で学習することになる。

MRI語学教育センターの講座には、英日翻訳と日英翻訳の両方を学ぶことができるという特徴もある。「実際に仕事をするのは英日だとしても、日英を学んでおくと、英文の構造を正確に理解できるようになり、英文ライティングの力を養うことにつながります」

「Step 2(プロ)」の受講で平均90点以上の成績で修了すると、メディア総合研究所に翻訳者として登録し、フリーランスの翻訳者として仕事を始めることができる。登録翻訳者のレベルに到達するのは容易なことではないが、「一番大事なことは継続。翻訳の仕事には、絶えず勉強が必要です。社会の動向に気を配り、専門誌などで最新の情報を仕入れ、新しいスキルを身につける。そういった努力を楽しいと思える人が、プロの世界に近いと言えます」

MRI語学教育センターでは、無料翻訳能力診断テストやオンライン講座説明会を実施している。地方や海外に住んでいる人も利用可能だ。翻訳の世界の最新事情に触れながら、帰宅後や週末の時間を活用し、プロの翻訳者になるという夢を実現させよう。

※本インタビューは2023年時点の内容です。

この学校に問い合わせる

スクール情報一覧