英字新聞のジャパンタイムズがお届けする
通訳・翻訳業界の総合ガイド

  1. トップ
  2. スクールインタビュー
  3. NHKグローバルメディアサービス 国際研修室2022年インタビュー

NHKグローバルメディアサービス 国際研修室
2022年インタビュー

Interview

通学式講座で、臨場感ある実践学習を重ねる

正確・誠実な訳出力は、徹底した振り返りで身につきます

NHKの放送現場で活躍できる通訳者・翻訳者を輩出してきた同校は、正確で高いレベルの理解力・表現力が身に着けられる場だ。「訳し方次第でニュースが誤報になりかねません。それほどの責任が放送現場にはあります。だから接続詞ひとつでもおろそかにしません。その分、正確さを追求する力がつきます。そして、いかなる現場でも対応することができるようになります」と講座担当者は語る。コロナ禍以降も、同校では感染予防対策をしっかりしたうえで通学式の講座を続けている。

「ニュース映像を見ながら即時に尺に合わせて訳を重ねたり、字幕をつけたりする練習が、上級レベルになるほど増えてきます。教室での授業であればその場で訳出の録音・聞き直しもできます。そして、参加者同士で励まし合える環境も学習継続のエネルギーになりますので、対面式授業でこそ、質の高い授業を提供できると考えています。」さらに重視しているのは、自身の訳の振り返りだ。

「通訳クラスでは、分析レポートをほとんどのクラスで課しています。自身の訳を録音し、持ち帰って聞き直す。すると文のねじれや不要な代名詞など、訳のつたない部分が明確にわかります。スムーズさや聞きやすさも必要ですね。翻訳クラスの場合は全員の訳を共有し、自身の訳と比較しながら振り返ります」

同校には、放送現場での活躍を最終目標としながら、他で通訳・翻訳実務を行っている人も多く通う。キャリアの向上を目指したい方は、ぜひ活用してほしい。

※本インタビューは2022年時点の内容です。

この学校に問い合わせる

スクール情報一覧