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通訳・翻訳業界の総合ガイド

フェロー・アカデミー
受講生・修了生の声

キャリアを生かしながら、英語を仕事にする道として、
実務翻訳コースでステップアップ

五藤碧さん
翻訳会社ゼミ(マーケティング)
受講歴 2019年入学
「翻訳には、デザインと同じおもしろさが詰まっています」

好きな英語を学びつつ、どこでもできる仕事という特徴に魅力を感じた

夫の赴任で海外に住んだのが、英語が身近になったきっかけです。現地の語学学校に通って勉強したのは、楽しかったですね。帰国後も勉強し続けていたのですが、翻訳を学べる場があると知り、興味を持ちました。英語の勉強にもなるし、プロになれたらどこでも仕事ができるし、一挙両得だと思ったんです。

また、専門に特化した実務翻訳コースがあるのも魅力的でした。以前、ウェブデザイナーをしていたので、IT系のキャリアも生かした翻訳者という目標が見えてきたからです。とはいえ最初は入門講座から始め、ようやく今、実務レベルに近づいてきました。毎回、事前課題に取り組み、先生の添削と授業での解説をもとに、疑問点をクリアにしていきます。同じ文章でもいろいろな訳があるので、他の記事を見たり辞書を引いたり、短文でも時間はかかります。最近はあえて冒険的な訳し方をしてから、原文のニュアンスに近づけるためにはどんな表現が適切なのか探ることもやっていますね。クラスメイトの訳もすごく学びになります。

原文と同じイメージになるような翻訳表現を目指し、試行錯誤の日々

対象がマーケティングの文章なので、正確さだけでなく訴求力の高さも求められます。たとえば「~を楽しんでいただくために」と「~を楽しむために」では違う印象。日本語としての妥当性も考えつつ、ターゲットユーザーの特性を理解して、適切な言葉を選ぶ必要があります。上級講座になると、そういう実践的なことも教わるようになってきました。こうした翻訳作業の過程は、昔やっていたデザインと同じような感覚で、楽しいですね。翻訳の仕事は、違う世界の情報を届ける役割という点でも魅力を感じます。たとえばクリエイティブ領域には海外情報がたくさんあります。それを翻訳することで、情報を届けられるかもしれないなと。実際、仕事にできるのはまだ先だと思いますが、まずは学びたい気持ちを大事にしながら、一歩ずつ近づいていきたいと思います。

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